Tribal Rugs
トライバル・ラグ
特徴 & オススメPOINT
- 赤を基調とし個性的でボールドな幾何学パターンが魅力的な存在感のあるラグです。
- フローリング床に映えやすく、トレンドの「男前インテリア」との相性も抜群です。
- アパレルやインテリアショップなどにアクセントラグとしてよく見かける、注目度上昇中のラグです。
トライバルラグについて
トライバル=部族を意味し、文字通り、さまざまな部族ごとに固有のデザインスタイルや織り方の特徴を持つラグです。 トライバルラグには多様なデザインがありますが、特徴はそのユニークなトライバルパターンと自然をモチーフにした複雑なデザインです。 考案されたデザインのイメージは紙の上に写され、織り人が複雑な柄を再現しやすくします。 よく見られる手法は、ある範囲の中で同じパターンを複数の異なる色の組み合わせで作り、それを繰り返すというものです。 こうすることで、織り人の感性や即興的にアレンジされたパターンで構成される完成品ができ、一つ一つ異なるラグが出来上がります。
代表的なトライバルラグ
トルクメン・ラグ
イランの北部や北東部に居住するトルクメン族は、少なくとも6世紀にはラグを製作していたことが考古学調査よりわかっている、由緒あるラグです。 暗い赤をベースにブルーまたは黒のパターンそれにアイボリーの「グル」(ペルシャ語語源で花を意味)モチーフが使われているのがこのラグの一番の特徴です。 ウール地は柔らかく耐久性が高く、パイルは薄くカットされます。トルクメン・ラグは、大型サイズのものは希少で、殆どのラグは小型から中サイズです。 KPSI値(インチあたりの結びのカウント)20-120が一般的ですが、高級品ではより高いものもあります。通常、それらは年代ものに多く見られます。 全てのトライバルラグの中でも、トルクメン・ラグは最高級とされています。
シラーズ・ラグ
シラーズ・ラグは、綿またはウール地の上にウールのパイルで構成されるウールラグです。 この遊牧民によって製作されるラグは、幾何学模様が最大の特徴です。 小さなメダリオン(円形模様)または幾何学模様がラグ全体的に配置されたデザインが多く、濃い赤や茶色がシラーズ・ラグを代表する色彩です。 この種のラグは非常に耐久性が高く、木のフローリングとの相性も抜群です。 平均的なKPSI値が120に達する、高密度のラグです。 シラーズは、ペルシャ国家出現以来の主要都市であり古都です。日本で言うと、中世以前の古都という点で、奈良に近いイメージだと思います。 現在ではイラン南部ファールス州の州都です。有名なカシュガイ族の拠点でもあります。